こんにちは。英助です。
今日は、私自身が体験してきた短期集中レッスン(イングリッシュブートキャンプ)の学びを中心にお伝えしたいと思います。
結論から言います!”英語を話すハードルがグッと下がった”と言うのが感想です。
完全な初心者と言うより、ある程度英会話学習をしてきたが伸び悩みを感じている人に是非受講して欲しいなと感じました。”生まれ変わり”を体験して欲しいのです。
今回受講したプログラムは10時間(1日コース)でした。
通常は2日間の対面式で実施しているのですが、コロナ禍の抵抗感も私の中であり、オンライン(1日コースのみ)での受講に決めました。
この10時間を1日でまとまって受講すると言うのが貴重な体験なのです。想像してください。
私は1日1レッスン(25分)のDMM英会話を約2年間続けていますが、10時間分のレッスンと言うと、24日分に相当します。
つまり、1日で24日分のボリュームの英会話アウトプットができたことになります。
いえ、まとまって英語に触れていると加速度的に英語への脳内変換が起こるので、少なくとも1カ月くらいの体験ができると言っても良いかと思います。
20時間コース(2日間)ならもっと効果を実感できたかなと少し後悔しているくらいです。
このプログラムは英語力を1日で上げるというものではありません。
英語を話すことに対する見えない壁をぶち破る!それこそが最大の目的なのです。
イングリッシュブートキャンプとは
※レッスン内容のネタばれにつながるようなことは書かないようにいたします。
私の解釈するイングリッシュブートキャンプのコンセプトは、まずは冒頭記載した通り、
英語を話すことに対する見えない壁をぶち破るということ
そのためには、
- 英会話は集中的にやらないと効果が薄い
- 学習だけでは話せるようにならない(練習が必要)
- 話せる自信をつける
- そもそもの異文化間でのコミュニケーション作法の違いを知る
と言ったことを通して、英会話に潜む壁をぶち破ろうとしていくのが主な構成です。
そもそも英会話は難しいのか?
英語を話すことに対するハードルを私たち日本人は上げがちですが、本来下記に示すような700語程度の単語を知っていれば90%の会話は理解でき、また伝えられるそうです。
つまり、私たちは既に十分な語彙力を持っているのです。
英会話の邪魔をする3つの壁とは
1.心理的な壁
私たちが英語を話すときに、心理的な壁を感じる最大の要因は経験値不足です。
確かに、最近こそ誰もがグローバル化を強く意識し始めていますが、それでも日本で生活していて、英語が無くて困ることはあるでしょうか?日本語のみで十分に生きていけますよね。
これは他の国々とは大きく異なります。
ヨーロッパでは複数の国が陸続きであるものの、国境を越えれば別の言語が使われます。
フィリピン等の東南アジア諸国でも、地域によって異なる言語を話すために共通語が必要となる背景もあります。そして、多くの国で多人種が混じって生活しています。
当たり前に、他の言語に触れる機会が多いのです。
日本では基本的に、文化や言語が単一な国だと言うことを知っておく必要があります。
ですので、心理的な壁を感じる要因を言い換えると、圧倒的に”場数“を踏んでいない”だけなのです。
当然、そんな状態で自信を持って話すことは難しいですよね。
2.瞬間英発話の壁
この壁は、正しい英語を話そうとして考え込み、とっさに言葉が出ないことです。
これは正しい知識を蓄えていくというストック型の日本の勉強法に起因しているのかもしれません。
講義で印象的だったことは「30秒かけて正しい英語を話すより、1秒で何か単語を発してください」と言われたことです。
そのために必要な考えが、セカンドベストイングリッシュ(Second Best English)です。
要は言い換えです。
火事に出くわし、”消火器”と咄嗟に言いたいときにどうしますか?
答えはfire extinguisher なのですが、私は当然こんな単語を知りません。
これをfire stop sprayと言い換えてもきっと問題はないですよね。
考え込んで黙ってしまうよりずっと良い。そんな気持ちで、英語を吐き出し続ける姿勢が重要だということを学びました。
3.異文化の壁
そもそものコミュニケーションの作法が違う、これが異文化の壁です。
日本語はHigh context(高文脈)な言語だと言われています。対して、英語はLow contextです。
どういう事かというと、例を挙げると分かりやすいですね。
店員:宜しければ、本日なら割引がありますので、購入いかがでしょうか? 英助:えっああ、どうしようかな、うん。ちょっと…。すみません。
この流れで、日本人なら英助さんは購入を断ったと理解できますよね?行間を読むという私たち日本人の暗黙のコミュニケーションルールが作用しているからです。
しかし、Low context言語圏の人々は、このやり取りで何が起こったのか理解できないはずです。
「ちょっと…何?」「なぜ謝られた?」と言う具合に、明確に要件を言わないと意味が伝わらないのです。英語どうこうではなく、単純に、文化として伝わらないのです。
空気を読んでください、は基本的に通用しません。
学べたこと(総括)
結局何を学べたかと言うと、意識改革の部分が大きいです。
冒頭で書いたように“英語を話すハードルがグッと下がった”と言うのが最大の収穫で、これを言葉で聞くだけでなく、集中レッスンによって体得することに価値があります。
英会話の壁の存在、そしてそのぶち破り方を知っているかどうかで、今後の英会話学習の習熟度が大きく変わると確信しました。
願わくば、もっと早く知りたかった…
そして、学習だけでは英語は話せるようにはならないと思います。
アウトプットの練習が大切で、英語学習と”英会話”学習は違うということも分かりました。
根本的な意識改革を行わずに、惰性で英会話を続けていても何年かかるか分かりません。
私は身をもってそれを体感しています。数年間、一日数10分の英会話を続けても成長線は傾き低めのほぼ1直線(下図青線)です。
これを加速度的に引き上げる手法(下図赤線)として、イングリッシュブートキャンプ、是非おススメいたします。
最後に
と言うことで、英会話を学習しているけれども、何か見えない壁を感じる人、伸び悩みを感じる人に向けた、短期集中レッスン(イングリッシュブートキャンプ)の紹介をさせて頂きました。
1日10時間となかなかタフなプログラムですが、必ず達成感は得られます。
そして、英会話学習に取り組むに当たって根本的に重要なことを学ぶことができます。
参加前後で、何か生まれ変わったような感覚を得られる絶好の機会だと思います。
留学以外にこのような体験を提供しているプログラムは珍しいように感じますので、自信を持っておススメいたします。
企業研修にも採用されているなど、効果の高さと、忙しい社会人との相性の良さも評価されているのかもしれません。
勉強法は人それぞれ合う、合わないがありますので、あくまで一つの勉強法として参考にして頂ければ幸いです。
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