英会話学習への海外ドラマの正しい取り入れ方

Listening

こんにちは。英助です。

皆さんはどのような英会話学習をされていますか?

私は英会話学習を始めた当初は、「最初に覚えるべき○○フレーズ」等の本を読み漁り、読んだ後に何も変わっていない自分に愕然とし、そこでふと思い立ちました。

”勉強”から離れてもっと楽しく英語を”吸収”していこう!本当に英語ができる人は皆「英語でドラマを見てただけだよ」とか言っていたなぁ!と思い出し、自分も始めてみたのが海外ドラマ・映画でした。

そのためにNetflixも契約しました。

ただ、私の経験からすると、あまり初心者の段階で海外映画をいくら見ても正直効果は薄いと思いました。言い方を変えると、効果はあります!でも取り組み方を間違えると思った以上に遠回りの学習法に成り下がってしまいます。

目的意識がはっきりしていなければ、「映画やドラマを楽しめて英語力もついて一石二鳥」とは残念ながらなりません。

例を挙げると、何となくの気持ちで英語を使って見ると、おそらくこんな感じになります。

  • 1. 英語音声&字幕なし  →内容全く分からず正直苦痛
  • 2. 英語音声&英語字幕  →英語字幕を読むのに必死
  • 3. 英語音声&日本語字幕 →結局、日本語字幕追いまくり
  • 4. 日本語音声&英語字幕 →内容に集中して英語学習を忘れる

結論、何が言いたいかと言うと、映像学習は圧倒的に効果的!でも初心者段階では、やはり”楽しみ”とは切り離して、しっかりと「学習目的で映像を見る」のが良いというのが私の持論です。

自分がどの技能を強化したいかの目的意識を明確に

上記で申し上げた1~4のパターンで、学べる技能はそれぞれ異なると思います。

3や4は、最も取り掛かりやすいパターンだと思います。

こちらで学べる内容は「この日本語を英語で何て表現するんだろう」、あるいはその逆の「英語から日本語への表現」を学べるというのが最も大きいと思います。

例えば、アクション映画でよく出てくる表現を私が初めて聞いたとき、実はこんな簡単な表現なんだと拍子抜けしたことを覚えています。

日本語「あぁ、あなたは命の恩人です」
英語「You are a lifesaver」

そのままやん!と思いませんでしたか?

このような形で、意識していなかったときは英語で映画なんて見れるはずが無いと思っていましたが、実は英語表現って案外簡素なんですよね。

日本語の方がよっぽど繊細に文章を表現できる言語だと思います。

以上のように、まずは3か4のパターンで、英語の表現に慣れていくことをおススメいたします。

海外映画・ドラマを見るなら内容を知っているタイトルを

次のレベルで取り組むべきは2の「英語音声&英語字幕」です。

ただ、これは英語字幕を読むのに必死になってしまう傾向があります。

特に初めて見る内容であればなおさらです。

物語の中身が分からないので、ヒアリングで聞き取れない部分を文字を読むことで補おうと自然にしてしまいます。

その結果、実はほとんど英語の音声を聞こうとしていない自分に気づくと思います。

であれば、何をするかは明白で、自分が内容の知っているものを見てください。あるいは、何回も繰り返し見るのです。

そうすれば、内容もある程度分かっているため、「英語音声で何と言っているかを英語字幕で確認する」と言う作業ができるようになります。

ぐっと、物語の”内容”ではなく、”英語”に集中できるようになります。

敢えて日本のコンテンツを「英語音声&字幕なし」で見る

最終レベルは、1の「英語音声&字幕なし」です。

これはかなりレベルが高いですね。この状態で内容を完全に理解できるようになれば、もうリスニングは完璧じゃないですか?私は正直そのレベルには到達していません。

今まさにチャレンジしているところです。

その中で良い方法に気づいたのでご紹介させて頂きます。

それは、日本のコンテンツを見るということです。

日本のコンテンツですが、英語音声&字幕なしで見るということです。

私はNetflixで「今際の国のアリス」を見ていました。

Netflixは音声や字幕がAmazon prime等より多彩な印象があります。

そして全世界で利用されているので、日本のコンテンツ(映画・ドラマ・アニメ)であっても、英語の音声の選択ができることは実はあまり知られていないかもしれません。

これの良い点は、前述したように内容を既に知っていることが多いということと、初めてであっても日本の内容であればやはり何故か理解がしやすいのです。

だからこそ、英語に集中できると言えると思います。

英語学習専用の映像コンテンツもある

こちらは最近知ったサービスで面白いと思ったので紹介させて頂きます。

実際に使ってみて良いと思った点を挙げておきます。

興味の引くコンテンツが多く学習が継続しやすい

映画やドラマだけでなく、日本のアニメもラインナップされている。加えて、著名人のスピーチやニュースなどのコンテンツも豊富で、ビジネス目的の英語学習者にも有益です。

下品な内容やスラング等を排除できる

コンテンツが厳選されているので、通常の映画やドラマに含まれているスラング等を敢えて学ぶ必要がありません。

例えば、私はとにかくプリズンブレイクが大好きで何回も見ていますが、やはり英語学習には向かないですね。。。

学習のための機能も豊富

再生速度を変更できるのは英語が学習者にとってはとにかく便利だと思いました。

もう一つ面白い機能として、スラッシュリーディングを取り入れている点です。これは、文構造を理解しながら前から読み進めていく練習ができるというものです。

最後に

と言うことで、英語学習に映像を活用する方法をおススメいたしました。

おそらく既に何らかの映像学習を取り入れている英語学習者は多いかと思いますが、思ったほどの効果を感じていない方に本記事を読んで頂きたいと思い書きました。

この学習法で私が最もお伝えしたいのは、学習する意識で見て欲しいということです。

もちろん、何も考えずに映画を楽しんでいただけで英語が上達したという方もいるかもしれません。

私はそれは稀だと思います。あるいは、幼少期からそういうことを行っていたなら可能性は高いかもしれませんが、今私が、私と同じような社会人として英語学習に励む皆さんにお伝えしたいのは、明確に学ぶ意思を持って英語に向き合わないと効果は出ないということです。

聞き流していただけで習得できるなら誰も苦労しません。練習無くして上達は無いと私は思います。

もちろん、洋画を見る、洋楽を聴く、英語で本を読む、英語で人と話す、等の英語に触れていく機会を増やし、英語を話すハードルを下げていくという活動は並行して必要だと思います。

勉強法は人それぞれ合う、合わないがありますので、あくまで一つの勉強法として参考にして頂ければ幸いです。

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