英会話を勉強し始めていて、外国人相手に何かを話してもCome again?やRepeat that?と何度も聞き返されることが多く、心が折れそうになった経験はないですか?
あぁ、自分は全く上手く話せていないんだ…と次の言葉が出なくってしまう経験が私にもあります。でも実はこれ、簡単なたった2つのポイントに気をつけていれば段違いに相手に伝わる英語を話せるようになるのです(内容は同じことを話したとしても!です)。
それは、「①声を大きくする」ことと「②ゆっくり話す」ことの2つだけです。
日本人が話す英語は”音量”が小さい
英会話初心者の方は自信がなく、声が小さいということはもちろんあるかもしれません。
しかしそんなことよりも、そもそも日本語より英語は大きく声を出さないと伝わらない言語だと言う点を理解しておく必要があります。英語は日本語よりもイントネーションが重要で、強弱をつけて話す傾向があります。
それに加えて、発音自体に日本語には無い発声を必要とするものも存在しています。
例えば、皆さん良くご存じのThank you. この”th“の音を想像してみてください。下を歯の間に挟み込むように突き出し発声する※と、そんなようなことを学んだと思います。
※発声の正確な解説があるのかもしれませんが、私は皆さんと同じ「勉強者」ですのでこのブログでは専門的な解説はいたしません(と言うか、できません…笑)
この音を出すときに、吐き出す息の量が少なくて上手くthを発音できますか?できているのか分からず、最初はこっ恥ずかしさすら覚えるほど難しさを実感しませんでしたか?
では、意識して大きな声を出すようにthを発音してみてください。
いくらか発音しやすくなった気がしませんか?
あなたの英語を聞く相手も全く同じことを感じているはずです。単に声が小さいことで”発音として”聞こえていないのです。
話している内容の意味が分からなくて聞き返されているのではなく、物理的に、音として、相手に届いていない可能性があります。
上記の発音は一例ですが他の発音でも同じことが言えると思います。
実際の会話では多少間違えた発音をしていたとしても、相手は往々にしてこちらに寄り添い聞き取ってくれます。文意を解釈してくれます。
しかし、その声自体が小さいと聞き取ろうにも聞き取れないのです。
本当に簡単な改善なのです。今より大きな声で話してみてください。
きっと、以前より相手に伝わる度合いが増していくと思いますよ。それが自信にもつながるかもしれませんね。
早く喋ろうとしなくてよい
もう一つ、話し方で重要なポイントがあります。
初心者にありがちな英語の話し方として”早く話そうとし過ぎている“ということです。
これは想像するに”英語を話している様子=マシンガントーク”のようなイメージが何故かあるからではないでしょうか?私もそうでした。
英語はとにかく早口で、言葉と言葉を繋げながら早く話さないと伝わらない、という強迫観念のようなものに駆られていたことが私もあります。今でも忘れるとつい、そうなります。
その結果、結局噛んでしまったり、時制や人称を間違えて言い直したり、aやtheを忘れたり、それに気づき言い直したり、言い直したことで文の構成が分からなくなったり、余計長くなったり、と言う具合にしどろもどろ地獄にはまりこんでいく自分に気づくはずです。
簡単です。落ち着いて、ゆっくり話してください。
“早く話している風に話す”ことが上手に英語を話せていることにはなりません。きっちり、言葉を一つ一つ発声し、声と内容を相手に届けるのです。
ここで誤解が無いように言いたいのですが、発音上、言葉同士をつなげたり発音しなかったり、読む際には実際の書いている文字よりもスピーディに読み上げることはあります。
これには音法※という法則があるそうです。文字通りには読まないと言うことが法則として定まっているので、言葉のまとまりが聞き取れず、スラスラと右耳から左耳に流れていく感覚を受けた人も多いはずです。
※私も書籍で日々勉強はしていますので知識としては多少知ってはいますが、先に述べたようにここでは書きません。
本題に戻ります。無理にかっこつけて早く話そうとすると、特に発音が成熟していない初心者の段階では相手からすると、最悪の場合こんな風に聞こえます。
内容も下手な上に、音もよく聞こえない、何が言いたいのかまるで分らない…と。
元々、初心者なので内容の良し悪しは今は忘れましょう。せめて、音としてはしっかり伝えないと、相手は聞き取ろうにも聞き取れないのです。
最後に
この2つの基本について、どのようにお感じになられたでしょうか。
簡単ですよね?本当に簡単なことですが、私が数年間勉強してきて実感した、英会話の基礎の基礎がここにあると思います。皆さんの英会話学習の一助になれば幸いです。
留学経験なしサラリーマンが英語を約5年学んできた中で、自分なりに辿り着いたこと、聞いたこと、感じたこと、を同じ境遇で頑張る同志達に共有したい。そんな想いで、私自身もまだまだ学習者ながら、気づいたことを日々発信していきます。
皆さんの英語学習の助っ人でありたい、”英助”でした。
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